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家で過ごす時間は家族とのコミュニケーションを大事にしたいものです。そこで住まいが以前と比べて一番変わってきたことは、階段を設ける位置です。

今までは玄関近くに設けられていた階段ですが、最近ではリビング内に階段が設けられるリビングイン階段が増えています。階段をリビング内に設けることで家族のコミュニケーションをより大切にすることができます。玄関近くに階段が設けられていると、子ども達が帰宅して直接二階の自室へ向かうことができます。親は子どもがいつ帰宅したのか気づかなかったり、気づいた時には外出していたということもあったのです。しかし、リビングイン階段にすることで家族が集まるリビングを必ず通らなければ二階の自室へ子ども達は向かうことができません。リビングで家族が顔を合わせる機会が自然と作り出され、顔を合わせることで会話も生まれやすくなるのです。思春期を迎えると親と会話をするのも面倒に感じてくる子ども達ですが、これなら会話がなくても親は子どもの表情を伺うことができ、ちょっとした変化にも気づいてあげやすくなるのです。

このリビングイン階段は子どもの犯罪率を減らしているとも言われています。会話を大切にすることで家族関係の良好さを保ちやすくなりますし、親がいるリビングを通って、堂々と夜外出はしにくいだけにこのような結果に繋がっているのかもしれません。

我が家は、二階にも家族で集えるファミリースペースを設けました。セカンドリビングのようなこの空間は、一階とは違う家族の時間が流れています。一階では同じ空間にいながらも、私は家事が中心ですし、子ども達は遊んだり、勉強したり、主人はテレビを見たり、パソコンを使用したりと思い思いの時間を過ごすことが多いです。しかし、二階のファミリースペースでは、家族みんなで寝る前の時間にゲームをしたり、アルバムを開いたりと家族みんなで何かをすることが多いのです。

このように家族とのコミュニケーションが深められ、家族の繋がりを感じられる家造りをしたいものですね。

私の友人は御主人ともども音楽好きで、リビングにはとっておきのオーディオ機器とスピーカーを置くことを考えていました。そこから始まった住まい探しだったそうです。

口コミで、クオリティの高いマンションを何棟も見て回りましたが、やはりここぞという環境ではありませんでした。スピーカーはアメリカから取り寄せたアンティークのもので、もう60年以上前につくられたものです。スピーカー1つの重量が30kg以上もあるものですから、まず、床が丈夫でなくてはいけません。薄い合板のフローリングでは、重量のあるスピーカーだけでなく、アンプやプレーヤーを安心しておくことができませんし、共振することがあります。

リスニングルームに求められる環境は、居心地の良さと共振のない、適度な響きがあること、そして、遮音がなされていることです。共振しないということになると、やはり、丈夫な床や壁が求められますが、コンクリートの打ち放しというのであれば、くつろぐことができません。音楽はくつろぎのツールです。やはり、自分でリスニングルーム目的のリビングであることを話して、戸建て住宅を設計・施工してもらうしかありません。

そこで、御主人との付き合いの長いオーディオ販売店の店長さんの紹介で、この店や自身のリスニングルームを手掛けた工務店さんに頼むことにしました。もちろん、完璧なものを創り上げるとなると、費用もかかりますから、投資できる範囲で、できるだけクォリティの高いものにしてもらうように依頼しました。

結局、さんざん悩んだ挙句、ミャンマー産のチークの無垢のフローリングで仕上げました。壁は、漆喰で、自然素材なので、音も優しく反響するそうです。御主人は、自分なりのチューニングに余念がなく、リビングは家族のくつろぎの舞台になっているそうです。